目次
東京2020オリンピック[卓球 女子団体]
- 16組[16ヶ国]が出場のトーナメント戦。
- 5試合[ダブルス×1試合、シングルス×4試合]で3試合先取。1試合5セットマッチ。
- 日本代表選手 石川佳純、伊藤美誠、平野美宇
- 日程 8月1日〜8月5日
- ライバル中国チームは、孫頴莎、陳夢、王曼昱。肘の怪我のため、劉詩雯から王曼昱へメンバーが交代。劉詩雯は以前から肘に不安を抱えており、今大会では混合ダブルス銀メダルを獲得していたが、団体からは退くこととなった。中国は全選手が五輪団体初出場となる異例のメンバーとなった。
卓球 女子団体の各国の出場選手
[第1シード]中国
陳 夢、孫 穎莎、王 曼昱
[第2シード]日本
伊藤 美誠、石川 佳純、平野 美宇
[第3シード]ドイツ
P.ソルヤ、ハン・イン、シャン・シャオナ
[第4シード]香港
杜 凱琹、蘇 慧音、李 皓晴
[第5シード]台湾
鄭 怡静、陳 思羽、鄭 先知
[第6シード]シンガポール
フォン・ティエンウェイ、ユー・モンユー、リン・イエ
[第7シード]韓国
チョン・ジヒ、シン ユビン、チェ・ヒョジュ
[第8シード]ルーマニア
サマラ、セーチ、ドデアン
[第9シード]アメリカ
チャン リリー、ファン ルー、ワン ヒョジン
[第10シード]ハンガリー
マダラース、ポータ、ペルゲル
[第11シード]ポーランド
リー・チェン、パルティカ、バヨル
[第12シード]オーストリア
ポルカノバ、リュウ・ジャ、リュウ・ユアン
[第13シード]フランス
ユアン・ジャナン、パバド、ルイエット
[第14シード]エジプト
メシュレフ、ヘルミー、アブデル アジズ
[第15シード]ブラジル
タカハシ、ヤマダ、クマハラ
[第16シード]オーストラリア
ブロムリー、レイ・ジェン ファン、タッパー
1回戦 日本 vs. ハンガリー
2021年8月1日(日)19時30分〜
テレビ放送
- 中継 8月1日 19時15分〜[Eテレ]
結果 日本 3 – 0 ハンガリー
1試合目[ダブルス]日本(石川&平野)3-0 ハンガリー(ファゼカシュ&ペルゲル)
2試合目[シングルス]日本(伊藤)3-0 ハンガリー(ドラ・マダラス)
3試合目[シングルス]日本(平野)3-0 ハンガリー(サンドラ・ペルゲル)
卓球 女子団体1回戦が行われ、伊藤美誠、石川佳純、平野美宇が臨む世界ランク2位の日本は同16位ハンガリーと対戦し、3-0のストレートで勝った。3戦合わせて65分、1ゲームも落とさない圧勝劇だった。
第1試合は、序盤から石川&平野がペースを握る。特に石川のフォアハンドはファゼカシュ&ペルゲルを苦しめ、この試合の大きな得点源となった。平野もつないで石川にうまくチャンスボールを回しつつ、隙を見てドライブで攻撃。途中ハンガリーのペアに粘られる場面も見られたが、地力で上回った日本ペアが3-0で完勝した。
第2試合は終始伊藤のペースだった。得意なサーブからの攻撃が冴え、圧巻したプレーで試合を進める。その後もサーブだけではなく多彩なレシーブで相手を翻弄し、伊藤が攻撃しやすい流れを自分で作っていた。最後は少しミスが目立ったが焦ることなく冷静に決めた。
第3試合、平野とペルゲルの一戦。平野は序盤から台に張り付き、前陣で攻撃をし続けた。自分のペースをつかむと、ペルゲルに全く隙を与えずに第1、2ゲームを連取する。第3ゲームもチキータやコースを突く攻撃を続けリードを離すと、終盤ペルゲルに追い上げられるも何とか逃げ切り勝ち取った。ゲームカウント3-0の圧巻の勝利となった。
準々決勝 日本 vs. 台湾
2021年8月2日(月)19時30分〜
テレビ放送
- 中継 8月2日 19時25分〜[Eテレ]
結果 日本 3 – 0 台湾
1試合目[ダブルス]日本(石川&平野)3-0 台湾(鄭先知&陳思羽)
2試合目[シングルス]日本(伊藤)3-0 台湾(鄭怡静)
3試合目[シングルス]日本(平野)3-1 台湾(陳思羽)
卓球 女子団体の準々決勝で、世界ランク2位の日本が台湾を3-0で下し、3大会連続で準決勝進出を決めた。
1番手で登場したダブルスの石川佳純・平野美宇組が危なげなく3-0(11-8、11-6、11-5)で先制した。 続く第2試合のエース対決も伊藤美誠が3-0(11-2、11-9、11-8)で確実にものにした。第1ゲームは9連続得点で制し、第2ゲームは終盤5連続得点で逆転。第3ゲームもスタートから4連続得点で流れをつかみ、そのまま勝利した。 第3試合のシングルスも平野が制し、1日の1回戦に続き、ストレート勝ちを収めた。 日本は12年ロンドン五輪の銀、16年リオデジャネイロ五輪の銅に続く、3大会連続のメダルに王手をかけた。
準決勝 日本 vs. 香港
2021年8月3日(火)19時30分〜
テレビ放送
- 中継 8月3日 19時30分〜[NHK総合]
結果 日本 3 – 0 香港
1試合目[ダブルス]日本(石川&平野)3-0 香港(蘇慧音&李皓晴)
2試合目[シングルス]日本(伊藤)3-1 香港(杜凱琴)
3試合目[シングルス]日本(平野)3-0 香港(李皓晴)
卓球女子団体準決勝で日本(伊藤美誠、石川佳純、平野美宇)は香港を3―0で下して5日の決勝に進出。3大会連続のメダルとなる「銀」以上が確定しました。
第1試合のダブルスには石川佳純選手と平野美宇選手のペアが出場し、石川選手の強烈なフォアハンドや平野選手のキレのあるサーブ、それに2人の息の合ったプレーでポイントを重ね、ゲームカウント3対0でストレート勝ちしました。
第2試合のシングルスでは、今大会、混合ダブルスで金メダル、シングルスで銅メダルを獲得した伊藤美誠選手が、混合ダブルスで銅メダルを獲得した鄭怡静選手と対戦しました。第1ゲームでは伊藤選手が強いショットを決めるなど9連続でポイントを取り、11対2でこのゲームを奪いました。その後、鄭選手のコースを突く鋭いショットに苦しめられますが、持ち味の独創的なショットでポイントを奪い、第2ゲームを11対9で取り、第3ゲームも11対8で取ってストレート勝ちしました。
第3試合のシングルスには平野選手が臨み、第1ゲームを取ったあと、第2ゲームはラリーで打ち負けるなどして7対11で落としました。それでも第3ゲームではサーブで崩して3球目で決める「3球目攻撃」や、緩急をつけたショットで主導権を握り11対4で取ると、第4ゲームも危なげなく奪い、ゲームカウント3対1で勝ちました。
決勝 日本 vs. 中国
2021年8月5日(木)19時30分〜
テレビ放送
- 中継 8月5日 19時30分〜[NHK総合]
結果 日本 0 – 2 中国
1試合目[ダブルス]日本(石川&平野)1-3 中国(陳夢&王曼昱)
2試合目[シングルス]日本(伊藤美誠)1-3 中国(孫穎莎)
3試合目[シングルス]日本(平野美宇)0-3 中国(王曼昱)
東京オリンピックの卓球、女子団体の決勝で日本は中国に0対3で敗れた。日本は銀メダルを獲得。日本はこの種目、3大会連続のメダル獲得ちなった。
第1試合、石川/平野が陳/王に対し臆することなく積極的な攻撃を見せ、第1ゲームを制した。しかし、第2ゲームは陳/王が圧倒的な攻撃力を見せ、イーブンに持ち込まれる。第3ゲーム以降は一進一退の攻防が繰り広げられ、多くの白熱したラリーが見られ手に汗握る展開となる。陳/王の驚異的な守備力に対し石川/平野は執拗にストレートを打ち続ける。しかし、2ゲームとも僅かに陳/王に勝ち越されてしまい、ゲームカウント1-3で敗れた。
第2試合、伊藤はシングルス準決勝で戦った孫との再戦となった。シングルスの時は、絶好調の孫を相手に手も足も出ず敗北を喫したが、今日の伊藤は全く違った。第1ゲームから積極的な攻めの姿勢を見せ、激しいラリーが多く見られた。しかし、孫の多彩でパワーのある攻撃に捕まってしまい第1、2ゲームを連続で落としてしまう。後のなくなった伊藤は第3ゲームで流れを引き寄せる。オリンピックで多くの相手を惑わせたサーブで孫を惑わせ、3球目で決める、伊藤らしいプレーを連発。11-3と圧倒してこのゲームを奪う。もう1本取りたい伊藤だったが、第4ゲームは孫の猛攻撃にあい、ゲームカウント1-3で敗れ、シングルスのリベンジとはならなず、同級生の平野に後を託した。
第3試合、平野が序盤から積極的な攻撃を見せる。中盤にかけ、平野のミスが増え始め、第1ゲームを落とした。第2ゲームは序盤は苦しむもタイムアウトを使い、主導権を引き寄せることに成功。ミスの許されないラリー戦が多くあるも、平野は臆することなく王を左右に揺さぶる。終盤まで拮抗した展開になるも、最後は僅かなミスが響いてしまい、このゲームも落とす。第3ゲームは、前ゲームの勢いそのままに王が優勢に立つ。平野も持ち味の攻め気を貫いた卓球を見せるが、返球が安定しない。試合を通して終始安定した卓球を展開した王にセットカウント3-0で敗れた。
終了した試合(テレビ中継)の動画を見る方法
東京2020オリンピック[女子サッカー]の日本代表チームの対戦は、NHK総合やEテレで放送された後、1週間は「NHKプラス」で視聴することができます。ただし、NHKプラスはNHK総合テレビ・Eテレの放送番組が対象となっており、BS放送の番組は配信されませんのでご留意ください。
また、NHKプラスの五輪特設サイト「東京2020オリンピック・パラリンピック」では、一部の試合のライブ配信やハイライト動画が配信される予定です。
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