MGC パリ五輪マラソン代表選考レース(男子)は、U-NEXTで視聴できます!
2023年10月15日(日)に開催される『マラソングランドチャンピオンシップ』(以下、MGC)の男子レースの模様が、U-NEXTで見放題ライブ配信される予定です。また、ライブ配信終了後は、約6ヶ月にわたり見逃し配信される予定です。
本レースの模様は、国立競技場のスタートから1号車の中継からフィニッシュの瞬間を捉えたCH1と、2号車をとらえたCH2の2つのチャンネルでライブ配信され、いずれかお好きな中継映像を選択することができます。激戦が予想されるトップランナーたちの走りを、ぜひU-NEXTでお楽しみください。
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目次
『マラソングランドチャンピオンシップ』(MGC)とは
日本陸連が2023年10月15日(日)に開催する『マラソングランドチャンピオンシップ』(MGC)は、「パリ2024オリンピック競技大会」マラソン日本代表選考競技会と位置づけられています。
パリ五輪マラソン日本代表の内定を得ることができるのは61名のランナーのうちわずか上位2名となります。日本のマラソン界のトップランナーが集う大会において特に話題を集めているのは、現日本記録保持者の鈴木健吾と、前日本記録保持者の大迫傑です。
鈴木健吾は、前回7位とMGCでの東京オリンピック出場権は逃したものの、2021年2月に日本新記録をマークするなど成長を遂げ、今回のパリオリンピック出場を狙います。前日本記録保持者の大迫傑は、東京オリンピックを最後に引退を発表したのち再び戦いの舞台へと舞い戻り、2大会連続のオリンピック出場に挑みます。さらに、先日の世界陸上で終盤まで入賞争いを見せた山下一貴らの活躍も期待されています。
パリ五輪 マラソン日本代表選考の流れ
「マラソングランドチャンピオンシップチャレンジ(MGCチャレンジ)」に定めた順位や記録などの条件を突破した選手61名が、2023年10月15日(日)に開催する『マラソングランドチャンピオンシップ』(MGC)に出場。MGCにおいて1位および2位の選手が、パリオリンピック日本代表に内定します。
さらに、MGCレース後、「マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジ(MGCファイナルチャレンジ)」において、MGCファイナルチャレンジ設定記録を突破した記録最上位の選手1名が、パリオリンピック日本代表に内定します。なお、該当する選手がいない場合は、MGC3位の選手が、パリオリンピック日本代表に内定します。
MGC 大会概要
- 大会名 マラソングランドチャンピオンシップ 兼 パリ2024オリンピック競技大会日本代表選手選考競技会 兼 第107回日本陸上競技選手権大会・マラソン
- 主催 公益財団法人 日本陸上競技連盟
- 共催 一般財団法人東京マラソン財団、朝日新聞社、産経新聞社、中日新聞社、北海道新聞社、毎日新聞社、読売新聞社
- 後援 東京都
- 主管 公益財団法人 東京陸上競技協会
- 特別協賛 Sky株式会社
- 協賛 大塚製薬、アシックス、近畿日本ツーリスト、久光製薬、TOPPAN、きらぼしFG、TANAKA ホールディングス、セイコーホールディングス、フォトクリエイト
- 種目 マラソン(男子・女子)
- 開催日時 2023年10月15日(日)
> 8:00 男子マラソンスタート
> 8:10 女子マラソンスタート - テレビ放映
> 男子:TBSテレビ系列全国ネット
> 女子:NHK総合 - ラジオ放送
> 男子:TBSラジオ
> 女子:NHKラジオ第1 - コース 国立競技場発着マラソンコース
国立競技場スタート~富久町~水道橋~神保町~須田町~上野広小路(第一折り返し)~日本橋~銀座~日比谷~内幸町(第二折り返し)~須田町~小川町(第三折り返し)~上野広小路(第四折り返し)~内幸町(第五折り返し)~須田町~神保町~大手町・内堀通り(第六折り返し)~水道橋~富久町~国立競技場フィニッシュ
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出場選手(男子)
鈴木健吾 富士通 自己ベスト 2時間4分56秒
神奈川大では3年時の箱根駅伝で2区区間賞を獲得し、学生長距離界のエースに君臨した。卒業前の2018年東京で初マラソンに挑み、当時学生歴代6位の2時間10分21秒をマークした。富士通入社後は、しばらく左膝の痛みに苦しめられたが、ワイルドカードで出場したMGCで7位と健闘。2020年に10000mで27分台を出し、スピード強化が図られると、2021年びわ湖で日本人初の4分台となる2時間4分56秒の日本記録を樹立。2022年東京マラソンでも2時間5分28秒の好タイムで日本人トップの4位に入り、MGC出場権を獲得した。
大迫傑 Nike 自己ベスト 2時間5分29秒
中学、高校と全国の舞台で活躍し、早大4年時には10000mでモスクワ世界選手権に出場。卒業後には3000mと5000mで日本記録を打ち立て、16年の日本選手権では5000mと10000mの2冠に輝く。2017年からマラソンに参戦し、18年のシカゴでは2時間5分50秒と日本人で初めて〝2時間6分の壁〟を破った。19年MGCは3位ながら、翌年の東京で2時間5分29秒の日本新(当時)を出して、東京五輪代表入り。21年の本番は6位入賞を果たした。その後、一時競技を離れたものの、22年2月に復帰。今年3月の東京で自己3番目の2時間6分13秒で日本人3位にまとめ、2度目のMGC切符を手にした。
山下一貴 三菱重工 自己ベスト 2時間5分51秒
駒大2年時に大きく飛躍し、箱根駅伝では3年連続で花の2区を担当した。スピードよりもスタミナに強みを持つタイプで、早くからロードの適性を見出されていた。その期待通りに、初マラソンの2021年びわ湖で、当時の初マラソン日本最高を2秒更新する2時間8分10秒で鮮烈なデビューを果たすと、自身2度目のマラソンとなった2022年大阪で2時間7分42秒(2位)の自己新をマークしてMGC出場権を獲得。2023年東京では、日本人史上3人目の2時間5分台となる2時間5分51秒で日本人トップフィニッシュ。2023年ブダペスト世界選手権代表も射止めた。
其田健也 JR東日本 自己ベスト 2時間5分59秒
青森山田高時代から5000m13分台(13分55秒91)で走っていたスピードランナー。駒大では、箱根駅伝に2年時から3年連続で出場。4年生では主将を務めた。JR東日本入社2年目からマラソンに挑戦し、2戦目の2020年びわ湖でサブ10を達成。翌年のびわ湖で8分台、2022年ベルリンで7分台と着実に力を伸ばし、2023年東京で日本人史上4人目の5分台となる2時間5分59秒をマーク。ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズⅡ(2021年11月~ 2023年3月)のチャンピオンになり、2023年ブダペスト世界選手権代表切符をつかみとった。
土方英和 旭化成 自己ベスト 2時間6分26秒
國學院大では箱根駅伝に4年連続出場。主将を務めた4年時は2区を担当し、大学史上最高順位の3位に貢献した。大学卒業直前に出場した2020年東京は、当時学生歴代3位タイとなる2時間9分50秒で走り、初マラソンをサブ10で走破。Honda入社後の2021年びわ湖で、2時間6分26秒(当時日本歴代5位)と自己記録を大幅に更新。2022年9月に旭化成へ移籍した。大学4年時の出雲駅伝、2022年全日本実業団対抗駅伝でアンカーを務め、いずれも初Vのフィニッシュテープを切る、〝駅伝初優勝請負人〟でもある。
細谷恭平 黒崎播磨 自己ベスト 2時間6分35秒
中央学大時代は箱根駅伝5区で2度区間3位に入るなど活躍を見せていたが、ケガの連続だった。黒崎播磨入社後は大きな故障もなく、自身2度目のマラソンとなった2021年びわ湖で2時間6分35秒(当時日本歴代6位)を出し、才能が大きく開花。同年福岡国際で2時間8分16秒の2位に入り、MGC出場権獲得者第1号となった後、2022年シカゴ(2時間8分05秒)、2023年東京(2時間8分10秒)と4大会連続の〝サブ10(2時間10分切り)〟をマーク。抜群の安定感を見せる「外さない男」である。
髙久龍 ヤクルト 自己ベスト 2時間6分45秒
那須拓陽高時代にインターハイの出場経験はなかったが、東洋大進学後に力をつけ、3年時の箱根駅伝では8区区間賞で総合優勝に貢献するなど活躍。2019年MGCでは、脚の故障の影響があり30㎞過ぎに途中棄権となったが、その6ヵ月後に挑んだ2020年東京で当時日本歴代4位となる2時間6分45秒をマーク。自身初のサブ10を果たした。その後2021年びわ湖(2時間8分05秒)、同年福岡国際(2時間8分38秒)と連続で8分台を出し、安定した走りでMGC出場権をたぐり寄せた。
井上大仁 三菱重工 自己ベスト 2時間6分47秒
山梨学大では関東インカレ1部ハーフマラソン優勝などの実績を残し、社会人となってからはさらに飛躍。2017年東京で日本人トップ(8位)の2時間8分22秒を記録すると、同年の世界選手権に出場。2018年は2月の東京で当時日本歴代4位の2時間6分54秒をマークすると、8月のアジア大会では熾烈なラスト勝負を制して、金メダルを獲得した。2021年びわ湖で3年ぶりに自己記録を更新する2時間6分47秒。JMCランキングシリーズⅠポイントランキングによりMGC出場権を獲得した。前回MGC完走選手中最下位のリベンジに燃えている。
上門大祐 大塚製薬 自己ベスト 2時間6分54秒
京都・北稜高、京産大が出身校の生粋の京都ランナー。今大会3人しかいない関東以外の大学出身選手の1人。大塚製薬入社後2年目の2017年福岡国際(2時間9分27秒)で自身初のサブ10を果たし、2019年MGC出場権を獲得。MGCでは11位と健闘した。2020年東京ではハイペースな展開に懸命に食らいつき、自己記録を大幅に更新する2時間6分54秒(当時日本歴代6位タイ)をマーク。チームとしては、2000年シドニー五輪に出場した犬伏孝行監督以来となる五輪男子マラソン代表を目指す。
大塚祥平 九電工 自己ベスト 2時間6分57秒
駒大では1年時から箱根駅伝に4年連続で出場し、4年時に山上りの5区で区間賞を獲得するなど主軸を担った。2019年MGCでは、40㎞手前まで先頭集団に残り、優勝争いを演じたが、3位の大迫傑に17秒及ばず4位に。この結果により、東京五輪は補欠選手として選出された。2020年福岡国際(2時間7分38秒)で自身初のサブ10。2021年福岡国際で2時間8分33秒の4位で早々にMGC出場権を獲得。2023年大阪では2時間6分57秒の自己新。前回のMGC以降、着実に力をつけた大塚が五輪切符獲得のリベンジに挑む。
吉田祐也 GMOインターネットグループ 自己ベスト 2時間7分05秒
木村慎 Honda 自己ベスト 2時間7分20秒
聞谷賢人 トヨタ紡織 自己ベスト 2時間7分26秒
川内優輝 AD損保 自己ベスト 2時間7分27秒
下田裕太 GMOインターネットグループ 自己ベスト 2時間7分27秒
吉岡幸輝 中央発條 自己ベスト 2時間7分28秒
星岳 コニカミノルタ 自己ベスト 2時間7分31秒
湯澤舜 SGホールディングス 自己ベスト 2時間7分31秒
村本一樹 住友電工 自己ベスト 2時間7分36秒
今井正人 トヨタ自動車九州 自己ベスト 2時間7分39秒
青木優 Kao 自己ベスト 2時間7分40秒
小山直城 Honda 自己ベスト 2時間7分40秒
市山翼 サンベルクス 自己ベスト 2時間7分41秒
作田将希 JR東日本 自己ベスト 2時間7分42秒
西山雄介 トヨタ自動車 自己ベスト 2時間7分47秒
横田俊吾 JR東日本 自己ベスト 2時間7分47秒
浦野雄平 富士通 自己ベスト 2時間7分52秒
鎧坂哲哉 旭化成 自己ベスト:2時間7分55秒
丸山文裕 旭化成 自己ベスト 2時間7分55秒
土井大輔 黒崎播磨 自己ベスト 2時間7分55秒
小山裕太 トーエネック 自己ベスト 2時間7分57秒
山口武 スズキ 自己ベスト 2時間7分58秒
小山司 SUBARU 自己ベスト 2時間8分00秒
岡本直己 中国電力 自己ベスト 2時間8分04秒
柏優吾 コニカミノルタ 自己ベスト 2時間8分11秒
西研人 大阪ガス 自己ベスト 2時間8分11秒
藤曲寛人 トヨタ自動車九州 自己ベスト 2時間8分20秒
作田直也 JR東日本 自己ベスト 2時間8分21秒
堀尾謙介 九電工 自己ベスト 2時間8分25秒
中村祐紀 住友電工 自己ベスト 2時間8分29秒
畔上和弥 トヨタ自動車 自己ベスト 2時間8分29秒
古賀淳紫 安川電機 自己ベスト 2時間8分30秒
河合代二 トーエネック 自己ベスト 2時間8分31秒
山本憲二 マツダ 自己ベスト 2時間8分38秒
秋山清仁 愛知製鋼 自己ベスト 2時間8分43秒
相葉直紀 中電工 自己ベスト 2時間8分44秒
武田凜太郎 ヤクルト 自己ベスト 2時間8分48秒
久保和馬 西鉄 自己ベスト 2時間8分48秒
安井雄一 トヨタ自動車 自己ベスト 2時間8分48秒
中西亮貴 トーエネック 自己ベスト 2時間8分51秒
山本翔馬 NTT西日本 自己ベスト 2時間8分52秒
大石港与 トヨタ自動車 自己ベスト 2時間8分52秒
富安央 愛三工業 自己ベスト 2時間8分55秒
赤﨑暁 九電工 自己ベスト 2時間9分01秒
橋本崚 中央発條 自己ベスト 2時間9分12秒
二岡康平 中電工 自己ベスト 2時間9分14秒
田口雅也 Honda 自己ベスト 2時間9分27秒
神野大地 セルソース 自己ベスト 2時間9分34秒
飯田貴之 富士通 自己ベスト 2時間9分34秒
高田康暉 住友電工 自己ベスト 2時間9分45秒
松本稜 トヨタ自動車 自己ベスト 2時間10分32秒
欠場選手
- 佐藤悠基 SGホールディングス
- 丸山竜也 トヨタ自動車
- 西山和弥 トヨタ自動車
- 大六野秀畝 旭化成
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優勝 小山直城、2位 赤﨑暁がパリ五輪男子マラソン代表内定
レースは序盤から川内優輝が飛び出し独走体制となった。その後、35キロ付近で2位集団に捕まり、小山・赤崎・大迫・川内の4人による争いとなるも、小山が先にスパートをかけて抜け出し優勝した。2位争いは赤崎が40キロ過ぎで抜け出してフィニッシュ。大迫は4年前に続いて3位。大逃げをうってレースを盛り上げた川内は大健闘の4位となった。
上位10人のタイム[速報値]は以下の通り。
- 優勝 小山直城 2時間8分57秒
- 2位 赤﨑暁 2時間9分6秒
- 3位 大迫傑 2時間9分11秒
- 4位 川内優輝 2時間9分18秒
- 5位 作田直也 2時間9分42秒
- 6位 堀尾謙介 2時間9分53秒
- 7位 井上大仁 2時間9分55秒
- 8位 大塚祥平 2時間9分56秒
- 9位 土井大輔 2時間10分18秒
- 10位 浦野雄平 2時間10分27秒
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